電力自由化時代の新規事業研究

電力自由化の時代に向けて、何が出来るか、世の中のためになるのか検討していきます。

電力事業用語集

   

1記事に起こすほどではないですが、いくつか良く使われる単語について解説していきます。

kWとkWh
電力の単位として使われるKWとkWhの違いについてはこの事業をするためには十分理解しておいたほうが良いと思います。
kWは現在使っている(発電している、受電している、流している)電力の大きさを指し、
kWhはトータルで使った電力量を指します。
1kWhは1kWの電力を1時間使った(その他発電した等)ことになります。

身近なものであれば、水道などで考えてみると良いと思います。
水道管の太さがkWに相当し、トータルで使った水の量がkWh
通信であれば、通信速度(Mbps)は電力ではkWに相当し、1ヶ月に使ったデータ量(Mbyte)がkWhに相当します。

※実際には水道に例えるのは電流であることが多いです。

k(キロ),M(メガ),G(ギガ)
k=1000
M=100,000
G=100,000,000
を指します。

つまり1000kWは1MWとなりますので、メガワット発電所とは1000kWクラスの発電所ということになります。

託送
新電力会社は小売をする際に需要家までの配電線を持っていないため、一般電気事業者(電力会社)に電気を送ることを委託することになります。この電気を運ぶことを委託することを託送と呼びます。
電力会社は託送に関して託送供給約款にて制度を定めています。

高圧の場合、約款上、下記の託送料を支払しています。(※東京電力 2014年11月現在)
550.8円/kW/月、2.32円/kWh

約款
約款とは契約に定められた条項のことを指し、不特定多数との契約をする際に使用することが多いです。個人においては保険契約、携帯電話の契約など各社の約款に基づき契約をしています。

 - 再生エネルギー, 太陽光発電, 新電力(PPS), 燃料電池, 経済産業省, 電力自由化 ,

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